※この記事は2019年4月下旬~5月上旬の体験を元に2020年11月に書いています。参考程度にゆる~く読んでいただけると幸いです(*^.^*)
今回からは魅惑の古都バガン編!
世界遺産バガン
40㎢という広大なエリアに大小様々な仏教建築が点在するミャンマー屈指の仏教の聖地、バガン。仏塔や寺の数は数千とも言われ、遺跡群の中心となっているオールドバガンエリアには悠久の時の流れを感じる幻想的な風景が広がっています。現存する建物のほとんどは11世紀から13世紀に建てられてものだそうです。
私が訪れた直後にめでたく『バガンの考古地域と記念建造物群』が世界遺産に登録!旅行中から世界遺産になるのではと言う話は聞いていたのですが、実際には何百年と野ざらしにされた上に地震などで崩落しそうな仏塔や、特に保護がされていないため仏像が盗まれたカラの祠(?)をたくさん目にしていたので正直「ここに観光客が押し寄せたら大変そうだな・・・」と思っていました。遺跡の保護や保全、そして観光客への対応は簡単ではないと思いますが、これを機にたくさんの人が訪れても大丈夫なような環境が整って行って欲しいと願います。
バガン入域
バガンを観光するには必ず入域料を支払わななくてなりません。私たちはバスでバガン入りしたので、バガン到着の際にパスポートのチェックを受け支払いをしました。飛行機だと空港で支払いをするようです。5日間有効で25000K。このチケットは何度かパゴダの見学の際などに確認を求められたので、バガンにいる間は常に持ち歩きます。
三輪バイク再び!
バガンは遺跡が広範囲に点在しているため、免許のいらないeバイクや馬車での観光がメジャーです。特に私たちの行った『暑気』は日中にのんびり歩いて・・・というのはかなり厳しいので何らかの足を確保しないといけません。
マンダレーでの三輪バイクタクシー体験が気に入った私たちは、ネットで見つけた三輪バイクつきのガイドさんにお願いすることにしました。
目をつぶっている写真でごめんなさい・・・。バガン生まれバガン育ちのチャンチャンさん。ミャンマー人らしい素朴で親切な方で、仕事のために独学で英語を学んだという努力家。途中で奥さんと息子さんにも挨拶をしたりして、すっかりお世話になりました。
あまり予習もしていかなかったので「王道観光おまかせコースで」というようなかなりざっくりとしたオーダーをしました。基本的に英語で名所の簡単な説明&その場所まで連れて行ってくれるというサービスで、寺院などの内部への同行はありません。私たちがパゴダなどを見学している間は外で待っていて、戻ったらまた次の場所へ移動という感じでした。1日のうちもっとも気温が高くなるお昼〜16時くらいまでは観光には暑すぎるので、早朝〜お昼、16時〜日没という感じのスケジュールで間にホテルに戻っての休憩を設けました。
※日本語不可
風景写真を撮る時の注意
バガンへの旅を決めて色々調べたなら必ず見たくなるのが仏塔群が朝や夕方の靄に映し出される幻想的な光景。そこにたくさんの気球が浮いているところを見られない(問い合わせたら今はシーズンではないとのこと)と分かったので、きれいな朝日だけでも拝みたい!と、チャンチャンさんに相談しました。ところが、彼曰く昔はみんなパゴダに登って朝日を眺め写真を撮っていたのが、今ではそれが出来なくなり俯瞰で景色を眺められるところが非常に少なくなっているとのことでした。
↑先ほどのバガンの入域チケットの注意書き。2016年に大地震があり多くの建物がダメージをうけたこと、さらに数年前にパゴダから転落した外国人観光客が死亡するという事故が起こったことから今ではパゴダへ登ることが厳しく禁じられています。
見晴らしのいい場所にある(=観光客がよじ登りそうな)パゴダには、日の出や日の入りの時間に警備員が見回りをしています。また、日の出を見るために待っていると「いいスポットを知ってるから連れて行ってやる」という客引きも出現。
私たちが行った時点で唯一俯瞰で眺望を臨める場所は、Bagan Towerという高級ホテルが所有する有料の展望台だけでした。ただその眺めがどの程度なのかわからなかったので結果的に一度も行かず。実際に見ていないので何とも言えませんが、有料でも眺めが素晴らしければ噂になってると思うんですよね。調べてもあまり話題になっていなかったということは・・・という判断です。世界遺産にも登録されたことだし、公共の展望台のようなものができればいいなと思います。
日の出撮影にチャレンジ
バガン最初の朝、日の出が良く見えるという丘(名前は失念。でもこの時点で唯一の無料で行ける小高いスポットなのでガイドやドライバーはみんな知ってます)へ出かけました。夜明け前から続々と観光客を乗せた馬車も集まります。
きれい!でもそれほどの高さがないのでやっぱり思い通りの写真にはならない・・・。
2度目の朝は、チャンチャンさんの提案であえて低い場所からパゴダ越しに日の出を鑑賞するという作戦。
建物の隙間から朝日が差し込みます。朝焼けにパゴダのシルエットが映え、丘から見るのとは違った美しさ。
ちょうどパゴダの先端で朝のあいさつを交わしあう(?)鳥たちをとらえました。
そしてバガン最後の朝。宿泊していたホテルの屋上が丘よりも高く、日の出が思いのほかきれいだったというオチ。ホテルについては別でまとめます。
まとめ
- 入域チケットは常時携帯
- 気球は飛んでいないシーズンがある
- 歴史的建造物(宗教建造物でもある)に登らないこと
- 俯瞰ポイントは少ない
- それでもバガンは美しい!
次回は必ず気球の上からこの風景を見る!
旅行記はまだまだつづきます。
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