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旅のカケラ:小さなシャウエン

私はそんなに物欲が強い方じゃないと思う。それでもいつも旅が終わる頃には、その土地の産物=お土産を何かひとつは自分に持たせてあげたくなる。家に帰ってからも、旅の空気や楽しかった気持ちを思い出させてくれるものたちを「旅のカケラ」としてご紹介。

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今回は、モロッコからやってきた1枚の小さな絵。

2年ほど前、モロッコ北部の小さな街・シェフシャウエンを訪れた。建物も路地も全部青くて、どこを切り取っても絵本のような場所。

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お土産屋さんが並ぶ通りに、シャウエン独特の青い家並みが描かれたキャンバスの並ぶ店があった。一緒に旅行をしていた友人が気になったようで、店の中も見てみることに。

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ごめんなさい、この店だったのかどうか確信が持てません・・・

中では若い絵描きさんが絵をかきながら観光客の相手をしていた。絵など買ったことのない私はただキョロキョロするばかりだったが、モロッコの雑貨やインテリアのテイストが気に入った友人は早くもいくつかの絵を品定めしている。

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絵の裏に書いているのはインスタのID...

もしも私が一人で旅をしていたら、観光名所の風景画に関心を持つことはまずないだろう。この店にも絶対入らない。だからといって居心地が悪いわけではなく、むしろ嬉しいサプライズを受けたような感覚になり面白くなってきた。そして、この状況の記念に『普段の自分なら選ばないものをお土産に持ち帰る』という考えが浮かんだ。なぜだかとてもいいアイディアのような気がした。f:id:utimdk:20210123210700j:plain

一番小さなキャンパスは15センチ×20センチくらいで、聞くと値段もお手頃。こんなきっかけでもないと私の部屋に絵を飾ろうなんて一生思わないかもしれない。それに殺風景な家にひとつくらいアクセントがあるのは悪くないかもしれない。

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こうして我が家にやってきたリトル・シャウエン。玄関に飾っているのだけど、何もない壁に小窓が出来たようでなかなか気に入っている。

ぎゅうぎゅうに詰め込んだスケジュールで一緒にモロッコを駆け回った友人から、つい先日おめでたい連絡があった。彼女はもうすぐ母になるという。もう2人で旅行に行けなくなるのは少しさみしいけど、この小さな青い窓がいつでもあの旅を思い出せてくれるので大丈夫。私の思いつき、間違ってなかったなー。

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シャウエン、また会う日まで。

おしまい。

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