ワタクシゴトラベル

旅のワクワクおすそわけします。ご自由にお持ちください。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

南アフリカ〜ナミビア(3):7日間オーバーランドツアー振り返り オレンジリバー編

まだまだ自由に旅行に行ける日は遠そうですが、この時間を有意義に使おうとこれまでの旅を振り返ってみます。今回は、南アフリカとナミビアの国境を流れるオレンジリバー編です。

f:id:utimdk:20210511215632j:plain

5年前のことで記憶が曖昧な部分もありますが、残っている写真とあいまいな記憶をなんとかまとめて行きたいと思います。途切れ途切れになるかもしれませんがおつきあいいただければ嬉しいです。

南ア最長の川・オレンジリバー(Orange River)

f:id:utimdk:20210511222351p:plain

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Orange_River_basin_map.svg

オレンジリバーは全長約2,200km、南アフリカ最長の川です。南ア東部、レソトとの国境付近から西へ西へと流れ、最後はナミビアとの国境を流れて大西洋に注いでいます。

南アの農業、工業、鉱業を支える大河ですが、ナミビア国境付近のナマクランドではラフティングやカヌーを楽しむことができます。私たちのツアーもナミビア入国前に2国の間をゆらゆらとたゆたいました。

2人組カヌーで川下り

オレンジリバーでは一緒に旅をしているガイドから地元のアクティビティのガイドさんへしばし交代。早速ライフジャケットをつけて準備。

f:id:utimdk:20210511220811j:plain

カヌーにはペアで乗るのですが、2人で参加してる人はもちろん同行者と、1人や奇数で参加している人は仲良くなった同士で何となくペアを決めていきます。私たちの人数が奇数だったので、「誰か1人になるの?」とガタイのいいガイドさんに聞くと、「誰か1人は俺と乗るのさ」とのお答え。

彼と乗れば楽に違いないそう思った私は迷わずガイドさんとの同乗を志願。

f:id:utimdk:20210511220916j:plain

朝の清々しい空気の中、いざ出発〜。風はほとんどなく、水面は穏やか。テンション高めの男子チームは勢いよく進んでいきます。そして私の相方のガイドさん、めちゃくちゃ漕いでくれる!「君の体重なんて空気みたいなもんだよ」とか言ってスイスイ漕いでくれる。本当にラッキーでした!

f:id:utimdk:20210511220919j:plain

雄大な景色を最も優雅に堪能することができたのは、間違いなく私でしょう。

不法入国?

途中で一度岸に上がり休憩をしました。ガイドさん曰く

「今立っているこの岸はナミビアの国土だよ。

 つまり君たちは今全員不法入国しているんだ!Hahahaha!」

どうやらこのジョーク(?)を言いたいためだけのお約束の時間だったようで。

全行程で1時間くらいだったかな?大自然の中のカヌーを満喫しました。みんなはちょっと疲れていたけど、ほとんど何もしていない私はとっても元気(笑)

ナミビアに入国

オレンジリバーを後にして、正式なナミビア入国のため国境のイミグレーションオフィスへ。トラックから降りて順番に審査です。いろいろな国籍の人が集まる団体旅行なので、イミグレーションで結構時間がかかった記憶があります。

f:id:utimdk:20210511224648j:plain

晴れてナミビア入国を果たしたものの、トラックの車窓から見える景色は全く変わらず。乾いたマッドマックスの世界(このあたりで撮影されたらしい)をひた走り、旅は続きます。

オーバーランド小噺:参加者たち

旅行記と並行してオーバーランドツアーについても少しずつ書いていこうと思います。まずは私が一緒に旅をした仲間たちについて。f:id:utimdk:20210511215601j:plain

一番最初の記事にも書いた通り、ツアーには年齢も国籍もバラバラな人たちが集まっていました。国籍は日本、フランス、ドイツ、オランダ、スイス、カナダ、イギリス、インド、アメリカ、メキシコ、そして地元南アフリカからの参加者も。ガイドの2人は、マラウイとジンバブエから。

年齢も本当にバラバラで、下は18歳から、上は70代のご夫妻まで!最年少はドイツ人の男性でしたが、高校の卒業記念にアフリカ一人旅をすのだとずっと計画していたそうです。10代は一人だけだったので、みんなの弟的ポジションとして可愛がられたりいじられたりしていました。

70代のオランダ人のご夫妻は、元アスリート同士のとてもスポーティーなカップル。「ホテルに泊まるアコモデーションツアーよりもテントの方が面白いでしょ?」と笑顔で仰っていて、他の参加者みんなにインスピレーションを与えてくれました。体力もまだまだあるしとても70代とは思えないお元気さでしたが、毎日のテントの準備はみんなでまずこのご夫妻の設営を手伝ってから自分たちの分に取り掛かるというのが旅の間に自然なルールとなっていました。いいチームだったなぁ。

参加者は19人。(多分)そのうち私のように一人で参加していたのは11人。半数以上ですね。移動中はみんなの顔と名前が一致するまでは頻繁に席替えをしていましたが、そのうちおしゃべりが好きな人、音楽を聴いたりただひたすら外の景色を見たい人、などなんとなく似たもの同士がかたまるようになりました。

旅が終ってからはツアー会社が全員の同意を得た上でメアド一覧を送ってくれて、写真のやり取りなどができるような手配もありました。ほとんどのメンバーとはFacebook上でもつながっていて、今でも交流があります。こんなに一度にいろいろな人たちと深い仲になれることって滅多にないよな〜と改めて思います。

つづく。

※この記事は2016 年5月の体験を元に2021年5月に書いています。参考程度にゆる~く読んでいただけると幸いです(*^.^*)