コロナ禍で日本から1歩も出ることができなかった2020年。ところが、クレジットカードの明細にVAT(付加価値税)の返還が・・・。海外旅行もしてないのにどうして?ということでカード会社に問い合わせをしてみました。
謎のVAT(付加価値税)がカードに返還される
こちらは来月頭に支払い予定のカードの明細。
VAT REFUND(付加価値税返還)として1,229円という微妙すぎる額の返金がありました。
VATとは
付加価値税(ふかかちぜい、英: value-added tax, VAT)または物品サービス税(ぶっぴんサービスぜい、英: goods and services tax, GST)とは、間接消費税の施行手段のひとつとして一般的な手法である。欧州、日本ほか多くの国家で導入されている。
VAT REFUNDとは海外で買い物をした際、出国前に空港等で手続きをすると受けられる付加価値税の還付金です。 しかし。私はこの1年一歩も日本の外に出ていないんです。先の画像の白で塗りつぶしていある部分にアルファベットと番号があったので調べてみましたが、出どころがよくわかりません。
最後に海外に行ったのは2019年の10月。台湾へ行ったのですが、この時に税金の還付手続きをした記憶はなし。7月にも台湾へ行きましたが、やっぱりそんな手続きはした覚えがありません。そして、スマホのスケジュール帳を遡り続けている途中に根本的なことに気がつきました。
・・・そもそも私普段VAT還付の手続きなんてしないじゃん。
そういえば1回だけあったな。
ん?でもそれ3年前だ。
あ!そういえば、あれ戻って来てない!
今回のことがなければ思い出すことも無かった記憶がよみがえってきました。
3年前にスペインに行った際、1万円ちょっとくらいの服を購入。私は元来面倒くさがり屋なので、よっぽど高級な買い物をした場合を除き(そしてそんな場合はない)税金の還付を受けようなんて思うことはありません。ところが、この時はレジ横に大きなポップでTAX REFUNDの宣伝をしていて、何気なく手続きの申し込み用紙を持ち帰ったのです。そして出国の際、カウンターが空いていたこともあって空港での暇つぶしに手続きをしてみたのでした。返金方法は現金、小切手、カードが選べ、一番簡単であろうカードを指定したことも思い出しました。その後完全に記憶から消え去っていましたが、カードの記録を調べてみたら還付金は未だに戻ってきていませんでした。戻ってきた金額を考えても筋が通る気がします。(洋服の還付金率は多分10%くらい)
カード会社に問い合わせ
暇なのでカード会社に電話で問い合わせてみました。しかし、カード会社でも詳細なことはわからないとのこと。わかったのは、返金元の会社の所在地のみ。スペインであれば3年越しの還付ということになるのですが、手続きがされた会社の住所は・・・
アイルランド。
とっさに頭に浮かぶギネスに妖精、クローバー。予想もしない国が出てきてさらに混乱です。なにせ私はアイルランドに行ったことがないのです。もしかして何か国際的な犯罪に巻き込まれようとしているの?だったらもう少し還付金の額を増やして・・・なんてくだらないことを考えながら、明細にあったアルファベットと番号に『Ireland』という言葉をプラスして検索してみることに。すると、アイルランドに拠点を置く様々な金融サービスを提供する会社にヒットしました。
事業内容は、複数の通貨をまたぐ商業取引、ATMに関するサービス、Eコマース関連、そしてVATなどのクレジットカードへの返金手続き。
結論:コロナ禍の賜物?
実際に私のカードへの返金を行ったのは、アイルランドの金融サービスの代行会社。私がVAT返還の手続きをした唯一の記憶は、3年前のスペイン。スペインの会社が同じEU内のアイルランドの会社に手続きを委託することに何ら不自然はありません。問題は、なぜ3年経った今還付されたかということ。しかも本人も忘れ去っていた少額。事業内容を見る限り海外旅行や物流が止まるとかなり影響を受けると思われる業種の会社なので、私の中での結論は
「コロナで暇になってこれまで埋もれていた少額のしょぼい取引がやっと受理された」
ということになりました。(返答が来るかわかりませんが、代行会社にメール問い合わせ済み)もしも本当にあの時の還付金なら、3年分の利子をつけて欲しいところなんですがね。
雑記おしまい。