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今海外から帰ってくるとこんな感じ!帰国レポート〜2021年11月時点〜

海外から帰国した際の空港での手続きなどをレポートしていきます!

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2年ぶりの海外でした…

先日2年ぶりに仕事で海外(ヨーロッパ)へ行ってきました。コロナ禍での海外渡航は出国も帰国もすべての工程に時間とお金がかかる!と実感…。今回は帰国時のプロセスについてレポートします。

*日本在住、海外(検疫所が確保する宿泊施設での待機対象となっていない国)に一時滞在の日本人の場合です。

日本への帰国の前に用意しておくもの

1・ワクチンパスポートのコピー

帰国後14日間の隔離を10日間に短縮を希望する際の必須アイテム。渡航先で提出を求められた場合でもすぐに出せるように、出発前に何枚か準備しておきました。(結局提出をしたのは帰国時のみ)

ワクチンパスポートの申請については前回の記事を参考にしてください。

www.watakushi-go-travel.com

くれぐれも原本を渡さないように注意しましょう!

2・所定フォーマットの有効なPCR検査の陰性証明書

日本人を含むすべての人は、出国前72時間以内に受けた検査の証明書の提出が義務付けられています。検査結果がどのくらいの時間で出るのか、証明書が受け取れるのはいつなのかということを事前によく確認して、フライトの時間から逆算して検査を予約することが必要です。

また、この証明書は厚生省の所定フォーマットでの提出がベストな模様。

検査証明書の提出について|厚生労働省

上記のページに他言語で書式が用意されていますので渡航先の言語に合わせて(なければ英語が無難かと)出力したものを持って行き、検査を受けるクリニックでこの書式で証明書を発行してくれるかも必ず事前に問い合わせしましょう。

私が利用したクリニックでは、検査結果自体は当日に判明でも持ち込みのフォーマットでの証明書発行は翌日の受け取りでした。

どうしても所定の書式に対応できない場合も必要項目が記載されていれば認められるようですが、帰国の際に余計に時間がかかるという可能性があります。

3・誓約書

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旅行代理店や航空会社から事前に受け取ることができるケースが多いと思われます。厚生省のHPからもダウンロードが可能です。→誓約書(日本語)

私は帰りの飛行機の中で書きました。内容は隔離期間中はちゃんと自宅(またはホテルなど)に留まりますとか、公共交通機関を使用しませんとか、指定のアプリをインストールしますとか、そういった内容です。

4・WEB質問票への回答+QRコードの取得

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QRコード

帰国後の健康フォローアップのため、到着便や座席番号、自己隔離を行う場所など個人情報を入力します。回答後に表示されるQRコードはスクショで保存。このQRコードを帰国後に空港で読み込み使用します。座席番号が必要だったので、私は帰国便の搭乗券を受け取ってから空港で入力を済ませました。

厚生省のHPで回答例が確認できます。

5・MySOSのインストール

健康状態や位置情報を報告するためのアプリ。最悪着陸してから空港でインストールしても大丈夫だと思います。私は帰国便に乗る前の待ち時間にインストールを済ませました。

6・健康カード

この他、機内で『健康カード』なる用紙が配られ、こちらも日本到着までに記入をしました。正式には『検疫法12条に基づく質問』という書類で、ワクチンのメーカーや接種時期、滞在した国や地域を回答するものです。この書類は健康カード、質問票、など呼称が統一されていないような気がしました。(私の勘違いかもしれません)

以上が帰国の前に準備をしたものです。私はほとんどを帰国便の搭乗前の待ち時間に済ませました。PCR検査の陰性証明書以外は、もしも忘れてしまっても日本に到着してからでも用意ができると思います。

日本到着後の流れ

今回私は羽田空港利用。飛行機の搭乗率は2割〜3割といったところでした。飛行機を降りてからの流れを簡単にメモしていたので、それに沿ってご紹介します。

1・QRコードの確認

飛行機を降りてからは基本的にベルトコンベア的にひたすら案内に沿って移動をしていきます。まずはスクショしたQRコードのスマホの画面を見せるのみで突破。あくまでもその先で流れを止めることのないように確認、といったところでしょうか。

2・書類確認(1)

10箇所(?)ほどブースがあり、順番に書類の確認をされました。ここではパスポート、健康カード、ワクチンパスポート(コピー)を確認され、確認済みの書類をホチキス止めされたものを返されました。

3・抗原検査用の容器受け取り&書類確認(2)

次のブースでは、先ほどホチキス止めして渡された書類とパスポートを確認して抗原検査(唾液)用の容器を受け取り。この時くらいには、

パスポート、何回見んねん

と、心の中でつっこまずにいられませんでした…。それと、すべての確認作業がアナログでPCを一切使用していない気がしました。全体的に雰囲気としては、役場で何かの手続きをしている感じ…。

4・抗原検査

選挙の投票所のような仕切りのあるブースで唾液を採取。レモンの画像が貼ってありました。外国人の方もいるからか、梅干しの画像はなしwww

容器に記載されている番号が書類にも記入されていて、その番号の下4ケタが自分の検査結果を知るための番号となります。

5・アプリの確認と説明

先出のMySOSがインストールされているか、位置情報が有効なスマホかなどを確認されます。(Google Mapが普通に使えるスマホなら問題ありません)位置情報とBluetoothを常時オンにしておくようになど注意を受け、待機期間中に毎日かかってくる確認電話・健康状態の報告などアプリの使い方についての説明を受けました。この説明が一番時間がかかったかもしれません。思ってたよりも面倒そうだな…と、ちょっとげんなり。

6・QRコードの読み込み

ここでやっとQRコードの読み込みをして、事前に回答していた住所など内容の確認をされました。そしてもちろんパスポートの確認もwww

〜ここまでで着陸後約1時間経過〜

7・検査結果を待つ→検疫へ

待合用に解放された空港ロビーの一角。モニターが用意してあり、検査結果が出た番号が表示されます。各自に割り振られた4ケタの番号が表示されるまでここで待機。

ロビーには自販機、トイレ、電源がありました。長距離フライト+到着後の手続きでぐったりする人、PCに向かって仕事をする人、ひたすらモニターを見つめる人など、ここでの過ごし方はみなさん様々。

この待合スペースに着いた時点ですでにモニターにはいくつかの番号が表示されていました。しかし自分の番号が出るのにどのくらいの時間がかかるかは天のみぞ知る…長期戦の覚悟もしていたのですが、ラッキーなことに15分ほどで私の番号が!

案内に従って検疫カウンターに行き、番号の書いた書類を見せて検査結果に間違いのないことを照会。ここではピンクの用紙を渡されました。これで晴れて入国審査を受けられます。

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8・入国審査

入国審査はいつも通りの早さ。係の人にパスポートとピンクの紙を見せて問題なく終了。

9・荷物の受け取り

ここまで飛行機の到着からは約1時間半が経過しています。事前にネットで所要時間を調べていましたが、おそらく早い方です。しかし、コロナ前だったらみんなの荷物がこんなに長時間引き取られないという状況はなかなかなかったはずです。

私たちがあらゆる手続きをしている間も荷物はずっと回り続けているのだろうか??

そんなことを考えながら荷物受け取り所に到着すると、そこには見たことのない光景が…

写真を撮らなかったことをとても後悔しているのですが、停止したコンベヤの脇にすべての荷物が持ち主ごとに分けられ、整頓されて並べられていたのです!私は2つトランクを預けていたのですが、きれいに2つ並んで主人の到着を待ってくれていました…。ちなみに隣の受け取り場所(別航空会社)でも同様の対応をしており、あまりの整然さに感動。航空会社の係の方に引換券を見せて確かに持ち主であることを確認してお礼を伝え、超スムースに受け取りました。

10・税関通過

ここまでくればあとは慣れ親しんだプロセスです。しかし、ここまでに提出した書類が多すぎて、税関申告書(いつも出す細長いやつ)の存在をすっかり忘れていました。慌ててカバンの中から探し出し、無事に提出。

まとめ

到着ロビーに出るまでの所要時間は、着陸後2時間弱。

なかなか優秀なタイムだと思います。飛行機に乗っている人数や空港の混雑具合によっても大きく変わってくる(ネットで調べた限りでは最近でも6時間かかったケースもあるようです…)と思いますので、あくまでご参考までに。

今回実感したことは

  • 書類が多い(電子化してくれ)
  • パスポート見過ぎ
  • この時期の海外渡航はとにかく時間とお金が余計にかかる
  • 仕事じゃなければ絶対行かない

ということです。具体的な出費については別記事でまとめたいと思います。

今は絶賛隔離生活中。10日目にPCR検査を受け、隔離の短縮を申請するつもりです。

 

※この記事は2021年11月時点での個人の体験談です。入国の要件などは短期間で変更となる可能性がありますので、必ずご自身で厚生省の情報などを確認してください

参考:水際対策に係る新たな措置について|厚生労働省