2泊3日釧路~網走旅3日目の記録です。
ー1日の予定ー
能取湖サンゴ草群生地
最終日は網走観光。メインイベントの博物館・網走監獄が開くまでの朝の時間を利用して能取湖へ行きました。網走の秋の風物詩とも呼ばれる光景を求めて…。
能取湖サンゴ草群落地 | 観る | おいしいまち 網走 -網走市観光協会-
一面に広がる赤い絨毯!アッケシソウというのが正式名称ですが、サンゴに姿が似ていることから網走ではサンゴ草と呼ばれることの方が多いみたいです。これまでに見たことのない形状の植物で、興味津々。(アップの写真撮り忘れた…)
私たちが訪れたタイミングがたまたま赤くなる(普段は緑)時期でラッキーでした!
ついに網走監獄へ!
サンゴ草を堪能したあとは、いよいよ博物館・網走監獄へ。
今回の旅で一番楽しみにしていた場所。入り口からテンションぶちあがります。
場所についての概要は上記公式サイトから引用させていただきます。
網走監獄とは
博物館網走監獄は、明治以来、網走市と深く関わりを持っていた網走刑務所旧建造物を保存公開する野外歴史博物館です。網走国定公園の景勝天都山網走湖側に位置し、敷地面積は約東京ドーム3.5個分に相当します。
東京ドーム3.5個分!というわけで敷地は広大。
じっくり見ていたら丸1日いられそうなほどのスケールですが、最終日ということでタイムリミットがあるのでどんどん見て回りました。個人的興味でポイントをいくつかご紹介します!
やけにリアルな囚人たち
敷地内にはいくつもの歴史的な建物があり、何に使われていたかということを含めそれぞれが目を見張るものでした。そして、当時ここでどのような営みが行われていたかということを教えてくれる囚人(&看守)人形の数が半端ない!
囚人たちの寝床。長い丸太を枕にする。丸太の端を叩くと全員に音と振動が伝わってまとめて起こされるというシステム。一番端には寝たくない…。
囚人たちの食事風景。日の丸弁当立ち食い。
オレンジの囚人服の胸には番号が縫い付けられています。アメリカの囚人もオレンジのつなぎを着ているイメージだけど、監獄ファッションはオレンジが定番なのかな?(ちょっと調べてみたら明らかに一般人と違う服装にすることで脱走を抑制する効果があるとかないとか)
見事なもんもん。お風呂ももちろん看守が見守っていました。
体操?この他にも当時使われていた農作業器具(網走監獄では囚人たちが一部自給自足していたそう)が展示してあったり、農作業している囚人もいました。
面会に来た家族らしき人。
子ども連れの方もたくさんいたのですが、小さなお子さんがトラウマになってしまわないか心配なくらいリアルな人形がたくさんあって面白かったです。
ゴールデンカムイで見たやつ!『舎房及び中央見張所』(重要文化財)
網走監獄で最も印象的だったのは、扇形に建物が広がる舎房と中央見張所。ゴールデンカムイでは、のっぺらぼうをめぐる激しい攻防が繰り広げられた重要な舞台でした。
↓漫画で見たやつ!!!というミーハーな喜び。
中央見張所。扇で言えば留め具部分で、ここを起点に5棟の舎房が伸びている構造です。
↓こちらが中央から舎房を見たところ。美しい…。そして「これこれ!」感が半端ない。
もちろんここにも囚人がいます。独房だったり、数人一緒の部屋だったり。
そして…あなたは白石なの?!という人形も。
もちろん漫画よりもこの人形の方が先に存在しているでしょうから、実際にこうやって脱獄を試みた人がいたということなのかもしれません。敷地内には実在した昭和の脱獄王についての展示などもあり、興味深かったです。
教誨堂と独居房
教誨堂(重要文化財)
他にも建物として気になったのが教誨堂。お坊さんや牧師さんが罪人の更生を導くための場所です。
内部はとてもきれいで、厳かな雰囲気。
ゴールデンカムイでは激しい戦いが繰り広げられた場所。そして、個人的に大好きな白石が思いを寄せ続けた似顔絵のシスターについに対面した場所…!そのシーンを思い出ししつつ、ニヤニヤしながら歩きました。
独居房
小さいながらにインパクトがあったのは、教誨堂の隣にあった独居房。
舎房にも個室はあったけど、ここは完全孤立型。明治後期にはこのような独居房が34棟あったとのことです…。
お前、どんな大罪犯したんや…。
網走の囚人と切っても切れない北海道開拓の歴史などは、敷地内の歴史博物館や庁舎の展示でも知ることができます。
監獄メシ!
お昼ご飯はお待ちかね、監獄食堂。食券を買って席で待つ、学食・社食スタイルです。
お目当ては現在の網走刑務所で出されているメニューを再現しているという定食。私は監獄食B(ホッケ)を頂きました。
ホッケの干物の他には麦入りご飯に小鉢、お味噌汁。囚人さんたちは健康的な食生活をしているんだなぁ…。
友人のオーダーした監獄食A(さんま)と一緒に。干物も大きくてお腹いっぱいになりました。ごちそうさまでした。
お土産屋さんで監獄グッズを色々買って、野田サトル先生の直筆色紙を拝んで帰路につきました。白石が最も輝く場所…!
ゴールデンカムイファンもそうでなくても、網走監獄は超おすすめです!!
女満別空港へ
網走監獄をあとにしたあと、網走市街にある道の駅・流氷街道網走へ寄りました。
網走や周辺の北見などの産物から北海道の定番土産までだいたいのものが揃っています。
建物の裏には砕氷船おーろらの姿。次は流氷の季節に来たいです…。
これでもかとお土産を買い込み、後ろ髪を引かれまくりながら女満別空港から成田へ帰りました。
網走は実質6時間くらいの観光だったので、丸一日あっても良かったなぁ。時間が許せばオホーツク流氷館、北方民族博物館にも行きたかったです。
これにて2泊3日釧路~網走旅は終了。駆け足だった感は否めませんが、お天気にも恵まれ充実のドライブ旅行でした!
今回の旅行記↓