※この記事は2019年4月下旬~5月上旬の体験を元に2020年11月に書いています。参考程度にゆる~く読んでいただけると幸いです(*^.^*)
今回は、ミャンマー国内でのバス移動の様子をお届けします。
日本の1.8倍の国土を持つミャンマー。行きたい場所・体力・経済事情を考慮した結果、2週間・4都市の旅行で昼便の長距離バスを2度利用しました。2回分の体験のまとめです。
料金・所要時間など
①マンダレー→バガン
所用時間:およそ5時間
バス会社:JJ Express
料金:約815円
マンダレー〜バガン間はフェリーでのルートもあるのですが、私たちの行った季節には川の水位の関係で運行しておらず断念。10月〜3月くらいに運行しているらしい。また、ホテルtoホテルで送迎してくれるミニバスもあるようです。
予約はバス会社のウェブサイトから友人が手配をしてくれました。
公式サイト:Joyous Journey Express(通称JJ)
②バガン→ニャウンシュエ(インレー湖観光の拠点)
所用時間:およそ8時間
バス会社:JJ Express
料金:約1750円
JJ ExpressのHPにニャウンシュエ(Nyaung Shwe)行きという便がないのでわかりにくいのですが、Taunggyi行きで予約します。
私たちはファーストクラスのバスを利用しました。
料金や所要時間は変動します。
マンダレーからバガンへ
ホテルからバスターミナルまではGrab Taxiを利用。2人ともスーツケースがあるのでさすがに三輪バイクは無理でした。
看板がはっきり出ているのですぐわかります。JJアピールがすごい。
カウンターに行き、予約情報を伝えてチェックインしましょう。
出発時刻が近くなると案内されるので、指示されたバスに荷物を預けて乗り込みます。私たちは朝8時くらいの便でした。
ごくごく普通の2列×2列のバス。バスは空調がキツいこともあるので、苦手な人は羽織物など用意した方がいいです。クーラーに弱い私が寒さよりも参ってしまったもの・・・それがこちら。
スピーカーです。道中ずっと、けっこうなボリュームで音楽がかかってるんです。しかも、One Directionなど低音のビートが効いたポップチューンばかり。早起きしたのでバスではサクッと寝てしまおうと思っていたのにコレはきつい・・・おかげでまったく眠れず、心を無にする修行だと思って耐えました。耳栓や、イヤホンで音楽が聴ける環境があるといいかもしれません。
途中で一度トイレ休憩があり、12:15くらいにバガンのバスターミナルに到着。ここで他の観光客が次々とホテルからの迎えの車に乗り込んでいくのを見て、私たちはこの手配を失念していたことに気がつきます。Grabは圏外、唯一の手段はまさに私たちのような観光客を狙っているメーターなしタクシーのみ。値段交渉の余地がない高圧的な態度の運転手に負け、私たち2人と、もう一人の観光客と3人で85000Kをシェアしてホテルのあるニューバガンエリアまで行きました。ちなみに地球の歩き方を見たらタクシーは約80000Kと書いてありました。
バスの予約をしたらバガンのホテルに相談するなどしてできれば送迎の手配をしておきましょう。
バガンからニャウンシュエへ
バガンの街からバスターミナルまでは、JJのシャトルバスが運行しています。
到着したのと同じターミナルでチェックイン。
ちょうど外に托鉢の僧侶がやってきました。バスターミナルで働いている方たちが恭しくお布施を捧げます。ミャンマー滞在中に何度も見かけた朝の光景です。
今回はマンダレー〜バガンよりも長い8時間(道路状況によってはそれ以上)の旅。また朝からテンション高めの音楽を聴き続けなければならないのかとちょっと憂鬱・・・。
ところが、なぜかこの路線では一切音楽はかからず。出発の時間帯は同じなのですが。8時間以上は無音とか決まりがあるのかしら???わかりません。でもよかった・・・。
乗務員さんのビルマ語の話がやたら長い。英語でのアナウンスもあったような気もするけど、よく覚えていません。お姉さんごめんなさい。
今回は最前列の席。各席にモニターが付いています。
どのチャンネルでも見事な砂嵐が見られました。
一応ファーストクラスを予約したのですが・・・。夜行バスでもっといい設備の写真を見たので、昼便と夜便との差、またはそもそも機材については運もあるのかもしれません。このバスは2列×1列でした。
8時半出発で、11時くらいに30分のお昼休憩がありました。せっかくなのでPAグルメに挑戦。
食堂は賑やか。フードコートみたいな感じですね。英語のメニューは一切ないの直感でオーダー。
これが何の料理だったかは思い出せないのですが、「まあまあイケるね」って話したことは覚えてます。
その後めちゃくちゃのどかな場所でもう一度トイレ休憩がありました。
順調にバスは運行し、17時前にはニャウンシュエのバスターミナルに到着。ここで降りる観光客は他にもいると思うのでわかりやすいと思いますが、終点ではないので注意しておきましょう。
ターミナルにいた乗り合いの三輪タクシーでホテルへ向かいました。 料金は覚えてないけど安かったはず。
気になるバスの車内食
水は両方の路線でデフォルトで座席に設置。ありがたい。
「JJ」と言えば女性ファッション誌を思い浮かべる方が多いと思いますが、ロゴといい色合いといい、完全に・・リスペクトしてますよね。配られたお手拭きからも日本リスペクトを感じます。
バガン〜ニャウンシュエ線は軽食が付いていました。
中身はマドレーヌ、フルーツクッキー、そして・・・モチパン(Mochi Bun)??飛行機に続き、やはり甘めのパン類推し。
フルーツクッキーというのは、ドライフルーツのペーストが入ったパイみたいな感じでした。
マドレーヌは想定内の味。モチパンは・・・
食べてもよくわかりませんでした。甘いのが苦手な方はPAでしっかりご飯を食べたほうがよさそうです。
おやつ売りの少年たち(おまけ)
バガンからニャウンシュエに向かう時に立ち寄ったパーキングエリアでは、小学校中学年くらいの物売りの少年がたくさんいました。みんなとてもフレンドリーで、こちらが買わないとわかった後も自分の知っている英単語を並べて話しかけてきます。
↑この男の子は私のピアスを指差して「Cute! Cute!」と何度も何度も言ってきました。モノを売りたくて言ってるならピアスじゃなくて本人に言いますよね(笑)買って欲しいとかではなく、純粋に外国人と話しをするのが楽しんでいるのが伝わり癒されました。
せっかくなので水やお菓子を売っているなら買いたいところなのですが、少年たちが手にしている商品は全員同じ。そしてその品物に少々問題が・・・。
これです。
うずらの卵。
茹でたうずらの卵はミャンマーの人にとってメジャーなおやつらしいのですのですが、この時は何も知らなかったので戸惑いしかありませんでした。まず生なのか、茹でてあるのかもわかりませんでしたから・・・。今になってみれば一つ買ってみてもよかった気もしますが、バスの中で茹でたうずらの卵を食べたいかと聞かれたらやっぱり微妙。例外なく子供達がうずらの卵を抱えているのでインパクトがあり、少年の無垢さと共にバスにまつわる一番の思い出となりました。
以上、ミャンマーでのバス体験談でした。私たちが利用したのは昼間のバスのみでしたが、長距離バスは安価で快適、ミャンマーの交通手段としてとてもポピュラーなのも納得です。安心して使えるので時間があって予算を抑えたい方は積極的に活用するのが良いと思います!!
次回からの旅行記はバガン編に突入したいと思います。
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