ワタクシゴトラベル

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南アフリカ〜ナミビア(4):7日間オーバーランドツアー振り返り フィッシュリバー・キャニオン編

まだまだ自由に旅行に行ける日は遠そうですが、この時間を有意義に使おうとこれまでの旅を振り返ってみます。今回は、アフリカ最大の渓谷フィッシュリバー・キャニオン編です。

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アフリカ最大の渓谷!フィッシュリバー・キャニオン(Fish River Canyon)

ナミビア南部に位置するフィッシュリバー・キャニオンはアフリカ大陸最大の渓谷。ナミビア最長の川であるフィッシュリバーの水の流れにより形成されたもので、全長約160km、最大幅27km、最も深いところで550mあるというとにかく桁ハズレのでかさです。

私たちはサンセット前の時間に立ち寄りました。

壮大な景色を満喫!

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相変わらずゴツゴツ、カラッカラの地面。その先に待っているのは・・・

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見渡す限りの巨大な渓谷!圧巻です。

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到着からほどなくして、夕方の斜陽で景色が茜色に染まり始めました。

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人間たちはちっぽけなもの。

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実はこのブログのアイコンにしている画像もここで撮影したもの。一緒のツアーに参加されていた方が撮ってくださいました。ポケットに突っ込んだペットボトルも夕日を浴びている・・・。

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こんなところにも植物が生える不思議。

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絶対に説明を受けて撮った写真のはずなんだけど、記憶が蘇らず・・・。何かの化石かな????

みんな思い思いに散策したり写真を撮りまくったりして、完全に日が沈む前に移動。

アロエディコトマの木と月の出

フィッシュリバー・キャニオンを後にして、すぐ近くのQiver Tree という木が群生している場所に行きました。日本語でいうとアロエ・ディコトマという名前らしいのですが、この地域でしか見られないアロエ種としては世界最大の植物だそうです。

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不思議な造形のQiver Treeとマジックアワーが重なって、なんとも幻想的。

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ちょうど花の時期だったようで、黄色い花が咲いていました。自分の知っているアロエと違いすぎて、正直アロエの仲間といわれてもピンとこなかったです。

そしてここでもう一つ忘れられないシーンが。

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地平線に太陽が沈もうとしているその頃、大地の反対側では・・・

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月が顔を出し始めていました。

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この光景が本当に美しくて。なんだかよくわからない感情にぶわーっと心が動かされて、気づいたら泣いていました。ガイドさんは世界中どこでも見られる太陽と月に感動してている私を見て不思議そうでした・・・。

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この日はこの近くで夕食をとり、食後にそれぞれの身の上話をして夜を過ごしました。

オーバーランド小噺:食事について

今回はツアー中の食事について。

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食事は基本的に毎回全員で協力して支度をするのですが、真面目に取り組みすぎていたせいか写真が一切ないんです・・。

ツアー2日目、ケープタウンからナミビアへ向かう道すがらにある最後の大型スーパーでガイドさんたちが1週間分の食料を買い込んでくれます。献立もあらかじめ大体は決めてくれていています。ベジタリアンにも対応(要事前連絡)していましたが、メニューは限られてしまうので食事制限がある方はあらかじめある程度自分でも持ち込んだ方が良いです。そうでない人もティーバッグやインスタントスープ(味噌汁・おしるこなど)くらい持っていくと気分転換にいいかも。

ここから5日間、生鮮食品を買うことはできませんが水やお菓子程度なら何度か買うチャンスがあります。大きめのガソリンスタンドの売店に立ち寄るイメージです。水については切らすと大変なので各自ガロン買い。トラックの後ろにロッカーがあるのでそこに保管して、小さい(と言っても2Lとか)ボトルに移し替えて飲んでいました。砂漠はとにかく喉が乾く!

トラックにはテーブル、椅子、ガスコンロなどが搭載してあるので、毎回それらを出して屋外で簡単な調理をしました。朝はパンにコーヒや紅茶、昼はサンドイッチが多かったかな。夜はパスタ、スープ、炒め物などいろいろ工夫をして献立を組み立ててくれています。だいたいの日はガイドさんの指示に従って料理しますが、ある食材を見て作りたい料理を提案してもOKなシステムでした。一度夕食でライスが出た時があって、私はパンよりも米派なのでめちゃくちゃ嬉しかったです。でもお米は1回分しかなかったみたいなので、あらかじめ米好きをアピールしておけばよかった!と思いました。

食事の準備という毎日のルーティンで、20人それぞれの役割みたいなものができたり、なんとなく性格が出たりしてそれも面白かったです。椅子やテーブルを出すのしかやらない人、野菜を切るのが好きな人、やたら指示を出す人、責任感が強い人。私はたいてい洗い物係担当していました。本当は嫌いな作業ですが、ある人が食器をほとんどすすがない(洗剤が落ちているのか疑問)のを見て率先してやるようになりました・・・。

食後にみんなでコーヒーやお茶を飲みながら焚き火を囲む時間も楽しかったな。

 

つづく。

※この記事は2016 年5月の体験を元に2021年5月に書いています。参考程度にゆる~く読んでいただけると幸いです(*^.^*)