札幌滞在中の観光にオススメです!(※冬季は休園)
前回に引き続き、先月駆け足で訪れた札幌(旅行とまではいかないプチ滞在)の中で出会ったすてきな場所をご紹介します。
北大植物園とは?
赤レンガでおなじみ北海道庁の裏手にある北海道大学植物園。札幌の街の地図を見るたびに、広大な敷地をしめる存在感が気になっていました。札幌駅から徒歩10分ほど。観光の間にちょっと時間が空いた時にちょうど良い立地です。
その名の通り北海道大学の施設ですが、一般にも開放されています。その歴史は古く、できたのは明治19年。札幌農学校(北海道大学の前身)の教頭であったクラーク博士の進言で作られたそうです。
とっても良い時間を過ごしたのですが、このブログを書くのが遅すぎたようで…11月4日から2023年4月28日までは休館ですのであしからず…。(冬場は植物の管理が難しいため)
投稿するのを迷ったのですが、自分の記録のために残しておきたいと思いますのでお付き合いください。
植物園もでっかいどう!
↓HPからスクショさせていただきました
札幌中心部にありこの広さ!13.3ヘクタールの敷地に北海道の植物をはじめ4000種が育成されているとのこと。
モデルコースは3種類あり、それぞれ30分、45分、1時間半という時間を目安に予定に合わせて回ることができます。
私の行った10月半ばは紅葉の始まりかけ…という時期で、たくさんの花が見らる春や紅葉真っ盛りの秋本番ではなかったのですが大きな木々に囲まれ存分に癒されました。
植物のテーマパーク!
園内は温室、高山植物園、カナディアンロッキーガーデン、自然園、バラ園…などなどバラエティに富んだテーマのエリアがあり、まるで植物のテーマパーク!
2時間ほど時間があったので、モデルコースを無視して気ままに歩き回ってみることに。
これはカナディアンロッキーガーデン。この時期には貴重な花々と、始まったばかりの紅葉が一緒に見られました!
こちらはバラ園。寒くなり始めても力強く咲いているバラもチラホラ。
一番興味深かったのがこちら。
北方民族植物標本園。アイヌをはじめとした北方の諸民族が暮らしの中で使っていた植物のエリアです。
クジャクシダという草。アイヌの人が鼻血が出た時に鼻に詰めて止血に使う。腰が痛い時には湿布にもなる。万能か。
ミズキの木。大切な神事に使うイナウという木幣を作るのに使われた。
アイヌが多かったのですが、この他にも薬や衣服、生活の道具として使われた植物がたくさんあり面白かったです。
歴史を知ることのできる場所でもある
敷地内には、北海道の歴史や文化を知ることのできる建物や資料館もあります。
↑「アイヌの父」と呼ばれたイギリス人宣教師バチェラー博士の邸宅(1898年竣工)。残念ながら内部は見ることができません。
↑重要文化財に指定されている博物館本館(1882年竣工、重要文化財)。写真がないのですが、巨大なヒグマをはじめ絶滅してしまった北海道の動物など貴重な剥製をみることができます。(かなり本格的なので苦手な人は注意)
他にも先日の網走で行きたかったのに断念した北方民族資料館もあり、思わぬところで見ることができてよかったです。
旅先でのお散歩に最適♡
緑に囲まれ、小川(池)が流れ、札幌のど真ん中とは思えないほど静かです。春真っ盛りの時はもっとにぎやかなのかもしれませんが、生活圏内にこんな場所があるなんて羨ましい限りです。
どこにいるのか忘れてしまうような東屋。何か所か休憩できる場所もあって、地元の人がお弁当を食べてたりしていました。
いたるところに群生しているライラックが美しかった。
観光に疲れてちょっとゆっくりしたい時や、近くに宿泊しているなら朝の散歩に最適な場所だと思います。
春になったらぜひ!